恋に堕ちる人。

Hazumi2007-07-07

今月は「恋に堕ちる〜」で日記のタイトルを始めてみよう月間。
今思いついた。


どうしても07年07月07日に日記を上げたかったので無理矢理上げた。



さてさて。誰も待ってないミュージカルJCSの感想文続き。
さー今日も元気にスルーだっ!






**********************************************


10曲目 「The Tempel」
クリスマスプレゼントとかお金とか奪い合う人たちが舞台を動き回っている。
人の欲望とかを端的に表してるんだと思うけど演出が微妙なんだってば!
おねーちゃんたちは今度はミニスカサンタで出てきた。
だからあんたら何要員?
そこにJesusが来て一喝。ミニスカサンタを羽交い絞めにしてた。
何かのプレイにしか見えない私はもう戻れないところまで汚れてしまったなぁ、とか思った。
人々の欲望と自分の無力さに嘆くJesus。
しかしHenrikは高音が全然出てない。もっと頑張って!そこが聞き所なのに!
喉の調子がよくないのかな?



11曲目 「I Don't Know How To Love Him」
Mariaのところへやって来た傷心のJesusを癒し、Jesusへの思いを独白するMaria。
本当に胸が痛くなるような歌。
でも…なんでそんなに声が野太いデスカ?(泣
歌によってはすごく映える声なのに、このバラードにはびっくりするぐらい合わない。
いい曲なのに若干台無し。でも歌うまい。もったいないなー。
疲れ切ってソファーに横になるJesusに寄り添って眠るMaria。
あーこれは絵になるわ。
舞台上はうらぶれた街の一角って感じ。



12曲目 「Damned For All The Time / Blood Money」
待ってました!Judas再登場。
自分の言うことに全く聞く耳を持たないJesusに失望しているところにCaiaphasの罠でお金と引き換えにJesusを売ることになってしまうJudas。好きでJesusを裏切ったわけじゃなくて、先にも後にもいけなくて別の答えを出すしかなかったJudas
この場面は無駄にJudasに感情移入してしまう。
CaiaphasとAnnasにキャッチボールのように身体を弄ばれるJudas
ネクタイかけられて、バックから締め上げられたり。
それ、何てプレイ?(プレイじゃありません)
あれ、Serkanて結構最近足怪我したって聞いたんだけど、そんな激しい動きして大丈夫なの?



13曲目 「The Last Superstar」
最後の晩餐のシーン。Jesusが「この中に私を裏切った者がいる」のシーンですね。
12使途のうちの11人はビールで乾杯してグダグダしてる。舞台の上手にあるベンチでJesusとJudasが二人で話し合う。JesusはJudasが裏切ったことを知ってますからね。
激しく罵り合い、殴り合う二人。なんでそんなにすれ違ってんだよ!って見てて悲しくなる。
床に倒れた拍子にマイクがあさっての方向を向いてしまったのを歌いながら直したJudas(Serkan)はプロだなって思った。(Serkanに関しては何やっても褒める)



14曲目 「I Only Want To Say- Gethsemane」
Jesus懺悔のシーン。
あー高音がどうしても気になる…。この人にこの音合ってないんじゃないのかな。
演技は悪くないんだけどなー。



15曲目 「Pilate And Christ」
PilateがJesusを責める場面…っていうのかなー。
Pilateが「誰この汚い男」「こいつがJesus?マジで?!超ビビったんだけど!こんな小汚い男が祭り上げられてたとかマジ有り得なくね?」とか言ってます。(意訳です)




16曲目 「King Herod's Song」

ルルルルルルルシファー!!!って思ったぐらい、Herod(Ruediger Frank)の化粧がすごかった。怖っ。
あれだね、Ruediger Frankって小人症(身長が多分1mあるかないかぐらい)なんだね。
歌うまい。もう少しJesusをいたぶりながら遊んで歌ってもよさそう。
身長の割に声が低くて、発音もいいのですごく聞きやすい。
このシーンではJesusがルシファーたちに誘惑されます。因みにルシファーはまたおねーちゃんたちがコスプレしてます。
こんな感じ→http://images.google.co.jp/images?svnum=10&hl=ja&gbv=2&q=%E5%B0%8F%E6%82%AA%E9%AD%94
しかも動きがイチイチエロい。むしろ邪魔。だから何要員やねんて!



17曲目 「Could We Start Again, Please」
SimonとMariaがCaiaphasたちに捕まるシーン。がっつり縛られてます。その傍らで痛めつけられるJesus。それを何も出来ずに見ているJudas。そんな4人をおちょくるCaiaphas。すげー楽しそう!
しかし、Maria…演技大袈裟過ぎ。登場前から鼻をすする音とかさせるのどうよ?いや、うん、ここ泣くシーンだけど。




18曲目 「Judas' Death」
このシーンを観た時の最初の感想。


「また首くくってるー!」ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン


何このデ・ジャヴュ。
Jesusを売ってしまったことを後悔して、自分を責めるJudas。そしてJudasは自殺を選ぶ。
天井からロープが降りてきて、Judasは最後に神を呪いながら首をくくる。
(実際はロープを首にかけて奈落へ飛び降りる)
SerkanはElisabethでも最後の場面で首くくってました。なんだかSerkanの舞台はデ・ジャヴュが多いよ?
(ElisabethとJCSしか見たことないけど)


19曲目 「Trial Before Pilate」
民衆に責められるJesus。Pilateに羽交い絞めにされて、舞台中央で若干磔っぽくなってる。
民衆が順番にJesusの身体を叩いていく。
あれ?いつの間にJesus上半身裸になった?(Could We Start Again, Pleaseの時です)
身体に赤い絵の具?か何かを付けられてます。
ビジュアル的には非常に痛そう。本当は痛くないだろうけど。
実はこのシーンはずっと意味が分からなかったんですが、歌詞をちゃんと読んでやっとわかりました…。
「磔にする」なんて単語しらねぇよ!
Jesusって磔になる前に39回鞭で打たれたのね。それを表してたのか。
でも30までしか数えてなくね?



20曲目 「Superstar」
奈落からJudas登場。衣装が変わって白いスーツの上下にマイク持ってる。
…ごめん、Serkanには似合わねー。何故かすっげーノリノリ。
(写真参照)


余談ですが、1973年の映画版JCSのこのJudas登場シーンを最初見た時、お茶噴いた。
http://www.youtube.com/watch?v=9YPDXmEsQtQ 超素麺。


おねーちゃんたちが金髪アフロで踊ってる。
だから本当に何要員なんだよ!!!
JudasはPilateから解放されたJesusに白いジャケットを着せてなんかよくわからんけど二人で踊ってた。舞台中央後方に十字架が下りてきて、その前で民衆に持ち上げられるJesus(磔にはされてない)
歌終了後、民衆は去って、何故かちゃんとキリストの格好した別の人がCaiaphasたちに磔にされてた。
舞台前方ではJesusとJudasが聖書を読んだりしてる。
Jesusが英語で聖書を読み、Judasが同じことをドイツ語で言ってた。
私は無宗教で無教養なので、一体何の節を読んでたのかはよく分かりません。
何か意味があるんだろうけど、僕にはわかりません。


そしてJohn Nineteen Forty Oneが流れる中、二人とも舞台から去って終了。




***今更まとめ***
Essen版のJCSは衣装とか歌い方が映画にすごく影響を受けてるっぽい。
それでそれなりのアレンジもしてるけど、いかんせん、衣装とか金かかってなさそうなのがバレバレ。
おねーちゃんたちの衣装を減らして、もっと他の部分にお金かけようよ!

演出とか舞台装置は分かりにくいところが結構あったんだけど、それは私が英語やこのミュージカルをあまり理解できていない故なんだろうか。

役名がついている役者さんたちは全員文句はない程度の歌唱力があったので、そこは満足。
Henrik(Jesus)が高音全然出てなかったことを除いて、って感じだけどな。
歌はうまいのに、なんであんなに高音が不安定かな。


コーラスは期待するだけ無駄、ということがよくわかりました。はい。
プログラムを読んでみたら、結構ちゃんとした人たちがエキストラをやってたみたいですが、2人ぐらい腹立つぐらい下手な人がいて、それで台無しになってたのかも。


SerkanはElisabethをやってた頃に比べて高音の出し方とか強弱の付け方がすごくうまくになっててびっくりした。
あーやっぱ男は30からだわー。(Serkanは今年30歳)
チューリッヒWe Will Rock Youをやってるらしいから、観に行っちゃおうかな。


We will rock youホームページ確認中…


…あ、今月の15日までなんだ。無理無理☆





このミュージカルはまた観に行くかどうかは微妙だ。でもSerkanの演技がまた観たいなー。
今回の舞台は、MateとかLukasみたいに「こここここの人かっこいい!!」とかSerkanみたいに「ここここここの人演技上手っ!」っていう人がいなかったのが、非常に残念。
Elisabethとかが奇跡だったのかな。
でも全体的なクオリティは悪くないと思う。
演奏はもうちょっと頑張って欲しい。聞かせどころで聞かせてくれ。



今度は何観に行こうかなー。
夏は劇場が休みに入ることが多いので、ちょっとしたイベントが多くて全然追えない。
とりあえずハンガリーかなー。Mateに会いたい。
後は、ロンドン行っちゃうしかないかなー。