愛情

突然ですが。
これから書くことは演劇集団キャラメルボックスの「クロノス」って戯曲のネタバレ含みます。


って言っても、キャラメルボックス仲間のれーこさんぐらいしか困る人思いつかないけど。
あれ、でも「クロノス」は一緒に観に行ったような…?
菅野さんが主役のやつ。「我が名は虹」じゃなくて、タイムトリップものの方ね。
細見夫婦が本当に夫婦役で出てるやつ。



で、早速「クロノス」のあらすじから説明するんですけど。
ものっそい端折って書くと、昔交通事故で亡くなった片思いの女性を助けるために、まだ実験途中のタイムマシンを使って過去まで戻って助けるって話です。


でも、そのタイムマシンてのがまだ未完成なので、一度過去に戻ると倍々で未来に飛ばされるって設定なのね。
2年戻ったら、8年ぐらい先の未来に飛ばされる、みたいな。
で、主役の男性は2回過去に戻るんだけど、あとちょっとってところで助けられないわけですよ。
2回戻ってるのでどんどん遠い未来に飛ばされてるのね。
1回目は8年後とかそんなもんだったけど、2回目は60年後とかになるのね。
で、3回目はもう何千年も先の未来まで飛ばされると分かってて、片思いの女性を助けるために過去に戻ることを決意して終わるんですけど。


ぶっちゃけ、そんな愛情って重くね?


いや、まぁ、戯曲の話を真剣に考えてる時点で大分痛いけど。
因みに結果的に片思いの女性は助かったみたいです。
最後にそういう描写があるので。


何て言うか、「クロノス」に限らずなんですけど、キャラメルボックスの戯曲は全体的に愛が重い。
人間てそんなに自己犠牲の精神強くねぇだろ、と思ってしまうキャラメルボックスファン(ファン歴11年)
でも好きなんだよ。うん。マジで。公演情報だけは今でも追ってるし。


だからかも分からんけど、たまに舞台を見終わってから暗澹たる気持ちになることがあるよ。感動もするけどさ。
「クロノス」はその顕著な例。
私って人間は何て汚いんだろうね…。とか思ってさ。


ここ数年観に行けてないので、最近の舞台がどうか知らんけど。
脚本家が変わってないので、傾向は変わってないと思うけど。
多分愛は重いままだ。



しかしキャラメルで「容疑者Xの献身」舞台化だってよ・・・。(4〜5月公演予定)
やっぱり愛が重いよ。
怖いものが見たい人はどうぞ。
東京の会場は多分サンシャイン劇場


多分日本にいたら観に行ってたと思うけど、原作厨としては受け入れられないだろうなぁ。
大体あの話を100分ぐらいの尺にまとめようってのがそもそも無茶な話で(長くなるので以下略)



細見さんか西川さんが湯川やるんだろうなぁ。
石原さんがやったらもう大爆笑するしかないw
(石原さんはちょっと福山雅治に似てて、たまに真似するので)
草薙が岡田さん、三浦さんあたりでしょうな。
石神はビジュアル的に篠田さんとみた。菅野さんもありえるか。バッタを放っておければだけどw
花岡さんの元旦那は十中八九畑中さん。賭けてもいい。
内海は前田さん、実川さん、岡内さんの誰か。


さて、どれぐらい期待を裏切ってくれるかな、と。
最近は世代交代も進んでるので、キャスティングは結構裏切られるかもな。
新しい人はあんまり知らないし。



あーしかし「ケンジ先生」観たいなぁ。
再演やってくんないかな。
そもそもキャラメルボックスを知ったきっかけとなる戯曲がまだ見れてないよ。