恋に堕ちる瞬間。

Hazumi2007-06-30

人が恋に堕ちる瞬間を初めて見たのは誰だったっけ?
あの眼鏡かけた人だよね?(ハチクロ)




今更ですけど、6月24日に観に行って来た「Jesus Christ Superstar」感想文。の日記。


よって興味ない人はスルー推奨。
書き始めたらすげー長くなってしまったので、今日と明日の2回に分けてアップしますよ。




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全ての始まりは1本の電話からでした。



うちの会社の演劇好きのSさんにちょっと用事があって電話したのね。
(Sさんは他の支店の人なので主にコンタクトは電話かメール)


Sさん「あ、そうだ。葉純さん、Jesus Christ Superstar(以下JCS)がEssenでやってるの知ってます?」


俺「へー。でもEssenて今「Mamma Mia!」じゃなかったですっけ?どこの劇場ですか?」


Sさん「Aalto Musiktheaterですよ。」



いやね、もうね、早かったね。
次の瞬間にはその劇場のホームページ開いてたね。(仕事しろ)
仕事の合間にそのホームページを眺めてたんだけど、どうやらその劇場では毎日JCSがやってるわけじゃなくて、いろんな演目が飛び飛びでやってるらしい。
んで、JCSのメインページでキャストを見てみたわけですよ。



Judas Iskarioth: Serkan Kaya



いやね、もうね、早かったね。(2回目)
次の瞬間にはチケットセンターにメール書き始めてたね。(仕事しろ)
会社のメアドから書くなって感じだけど、その方がチケット取れたかしらどうかしらなんてヤキモキしなくて済むじゃん?


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Serkan Kayaって誰?という方へ
留学中にハマったミュージカル「Elisabth」で
Luigi Lucheni役をやってたトルコ人役者さん。
演技が激ウマ。ミュージカルにもハマったが、
彼の演技にもハマった。
あれは恋だったとしか言い様がない。
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てか、危なかったね。
次の公演が千秋楽だった。
すごい。何これ。何このタイミング。運命?(勘違いです)



というわけで、Essen版JCS観に行ってきました。
(前フリが長いよ)


うちからEssenて実はあんまり電車の接続が良くないのです。
日本の感覚で言うと、東京から郡山とかその辺まで行く感じ。
特急使えば2時間ぐらいだけど、他の手段だとエライ時間がかかります。


まぁ、お金ないので特急料金払うのが嫌で鈍行を乗り継いでいきましたけどね!
帰りは時間がないので日本で言うところの新幹線を使いましたけどね!



そんな訳で初Essen。
余談ですが、つーか私の話なんて余談ばかりですが、Essenて「食事」って意味なんですけどね。
そういう理由で「一体どんな食の街が…?!」とか思ってたけどね。
うん、普通の街だったね。
食とか全然関係ないね。
うん、勿論事前に知ってたけどね。



ちょっと早めに着いたので、さっさとチケットだけ受け取ろうと思ったら
「この劇場のチケットは隣のフィルハーモニー事務局で買ってね!土日は休みだよ!」の文字が。



さすがドイツクオリティorz



6月24日は日曜日なので、こんなこともあろうと事前に開いてるかどうか問い合わせてあったんですけど、「大丈夫です!やってます!無問題!」みたいな答えが帰ってきたわけですよ。
もうね、ホントドイツクオリティorz


んで、劇場の隣の事務局とやらで聞いてみたら、公演の1時間前に受付が開くからまた後で来て。みたいなこと言われた。




たらい回しの予感☆



埒が明かないのでチケットセンターに電話してみた。
そしたら、キャンセルはされてないから公演の1時間前に事務局じゃなくて劇場の受付に行けと言われた。


もうなんか、本当にいろいろどうでも良くなって、駅まで戻って街を見たり、お腹空いたので駅で適当にパンをかじってみたりして過ごしてみた。
まぁ、結局劇場の受付でチケットを無事にゲットできたので、良かったですけど。
あの張り紙は一体なんだったんだ。



開演15分前に客席に入場。それまでは客席に入れなかった。
演奏は生らしい。オーケストラが舞台の下にいたよ。
舞台の幕は下りてなかった。
おかげで舞台装置が事前に見られたけど、すごいシンプル。
銀色の壁にいくつか扉があるだけ。


私の席は1階の舞台に向かって右端の方。
うーん、ちょっと上手が見えない…。


プログラム読んだり、録音の準備したり(良い子は真似すんな)してたら、なんか舞台の上に下手から白い服人が出てきた。(開演前です)


今更清掃のおじさんが入ってくるわけもないので、役者なのはわかってたけど、何役の人?
前から9列目ぐらいだと役者さんの顔までは認識できません。
LukasとかMateなら話は別だけど。
あれ誰だろー?とか思ってたら、今度は下手から白いYシャツと紺色のパンツの誰かが出てきた。



Serkan キタ━━━━━━ヽ(≧∇≦)ノ━━━━━━!!!!!!!!!!




思わずこのAA探しちゃうぐらい興奮したね!
さすがに見たことある人は遠目でも分かるね!
てか、Serkanは髪型と鼻が特徴的なのとガタイがいいので分かります。
相変わらずイイ身体してんなーおい。(ただの変態親父です)


Judas役のSerkanが出てきた、ということは白い服の人はJesusでしょう。と結論。
まぁ、Jesusなのに何でハゲなのか(ちょっとぐらい役作りしてよ…)、とか何で二人で舞台上に寝っ転がって談笑してんの?とか開演前からツッコミ所満載。(後者は演出だろうけどね)


19時丁度に開演。オーヴァーチュアが流れる中、二人は相変わらず普通に談笑中。
え。ホントにこれ大丈夫?


その内にエキストラが出てきて始まったっぽい。
これ演出が微妙だなぁ。見ようによってはグダグダ感満載。
言わんとしてることは分かる気がするけど。
初めてこのミュージカル観た人は面食らうんじゃないだろうか。
とか余計な心配。


2曲目「Heaven on thier Minds」
JudasがJesusに「マジ民衆に気を付けろって」とか諭す場面です。
諭しながらいろいろ舞台上を動き回るSerkanに惚れ惚れ。
あーやっぱこの人演技上手いわー。
歌はぶっちゃけどうでもいいので、彼の芝居が観たい。
最後はエキサイトして壁を蹴り壊してた。うっひょー!
お兄さん、足大丈夫なの?!
割と最近足怪我したんじゃなかったの?!



3曲目「What's The Buzz」
ここで初めてJesusの歌。民衆を諭すJesus。
てか、やっぱりここもコーラスがあまり上手じゃないことがここで判明。うがー。
まぁ、私が持ってるJCSのCDはコーラスが少人数で、しかもちゃんとした役者さんたちが歌ってるやつだからそれと較べるのがいけないのかもしんないけど。
因みにここで舞台装置が変わる。舞台がせり上がってくる。イエス・キリストの受難の絵がいろいろ描いてある。画面的にうるさい。
あ、Henrik(Jesus役の人)歌上手い。でもその割に高音がちゃんと出てないー(泣
そしてMaria Magdalenaが黒人…!
なんで?!なんどそんなハスキーボイスなの?!歌うまいけど!
歌が上手いのは分かるけど、Maria Magdalenaはそっちのイメージじゃないよ!違うよ!
Mariaはそんなハスキー且つ太い声でJesusを癒さないよ!


この人の声はブルースとかでぜひ聞きたい。惜しいなぁ…この人選。




3曲目「Strange Things Mystifying」
JudasがJesusに「マジで女に気をつけろ」って言う場面。
JudasってJesusに忠告してばっか。まぁ、ある意味それが正しかったわけですが。
見た目はJudasの方が女好きそう。ごめん。Serkan。
しかしSerkanてお尻触ったり(Elisabeth)、軽いベッドシーンがあったり(We Will Rock You)、胸触ったり(JCS)、そういう役が多いなぁ…。
まぁ、彼が出てる舞台を全部知ってる訳じゃないので、多いかどうかは判断しかねるところだけど。



4曲目「Everything's Alright」
Maria MagdalenaがJesusを慰める場面。それをJudasは「マジ女って怖いから!」って諭す。
いや、もう君のヤキモチはよくわかったよ、Judas
しかし、Mariaのイメージが壊れていく…orz
ああああああああ…。
最初は良かったけど、Judasに対抗する時の声が…もう…(泣
違う!違うよ!Mariaはもっと細い声だよ!
Judasぐらいならグーで殴って倒せちゃいそうな声じゃないよ!


でも割と近年のJCSだとMariaを黒人系の人がやることが多いみたいですね。
納得いかないけど。人種差別とかじゃなくて。完全に声質の問題。



6曲目「This Jesus Must die!」
Caiaphasとかの初登場場面。どうやったらJesusを死刑にできるかとか話し合う。
その時の舞台上状況を分かりやすく書くと、ノーパンしゃぶしゃぶとかで黒いスーツの強面のおっさんたちが集まって相談してる感じ。
どこまでも演出が微妙。だってホステスの衣装が金ぴかミニスカとかなんですもの!
郷ひろみのバックでGoldfinger 99とか踊ってそうなんですもの!
話してることが悪どいのは分かるけど、おねーちゃんたちが邪魔だよ!そっちが気になっちゃって仕方ないよ!


Michael Haag(Caiaphas役)が声出てない!頑張って!
多分、彼にはこの役の音程が低過ぎるのではないかと…。
まぁ、この役はかなり低い音程が要求されるので仕方ない気もするけど。この役をうまく演じられる人にまだ会ったことがない。
Philippe Ducloux(Annas役)この人は若干人を小馬鹿にした感じがイメージ通り。
この人も歌うまいなー。
てか、写真ちゃんと見てみたらかっこいいじゃないの!!ちょっと身長小さいけど!
(ホームページ探したけど、削除されてるっぽい?ので省略)



7曲目「Hosanna」
民衆がJesusを祭り上げる場面。どーでもいいことですが、私が特に好きな歌。
舞台上にはエキストラが集まって、文字通りJesusを祭りあげてる。
マイクあるのに拡声器で歌ってた。ちょっとこの演出は面白いな。でもコーラスはあんまりうまくない。
間奏で拡声器をJudasが奪い取って何か言おうとしたらハウリングのすごい音が一瞬した。演出か?
次の曲に行くまでの間、民衆と一緒にJesusが去って、一人舞台上に残されるJudas
その姿が寂しくてちょっと泣きそうになった。



8曲目「Simon Zealotes」
SimonがJesusをどんどん祭り上げる場面。なんだかよくわからんが、Simonの衣装が迷彩服。銃とか持ってる。
なんだか無駄にノリノリだ。あと、さっきThis Jesus Must Die!でおねーちゃん役だった人たちが最前列で露出の高い迷彩のミニスカで踊ってる。(他の人は別に露出してない)
この人たち何要員?
実はこのシーンは決めポーズの時に見えたこのおねーちゃんのパッションピンクのパンツの色しか覚えてない。
ミニスカで立てひざつくな。



9曲目「Pilate's Dream」
Erin Caves(Pilate役)でかっ!
ピザとマックを食べ過ぎたアメリカ人みたいな体型。でもそのおかげかなんなのか声が深い。
この人も割とイメージ通り。でも歌はあんまり上手じゃないなー。
白いスーツにブルーの毛皮着て出てきた。
私、すごくよく似た人をどこか↓で見たことある。
http://www.pixar.com/jp/feature/inc/
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前半戦でこれだけ長いってどうよ、自分。


因みに今回の日記はワードで下書きしてます。
どんだけちゃんと書きたいんだよ、俺。


後半の曲のうち、いくつかはまだ感想を書いてないんですけど、今の時点でワードファイルが9枚です。
まが書きたいこともあるので、多分全部で13〜15枚の大作になると思う。
誰か単位くれ。




因みに写真を探してこの劇場のホームページを見てたら、何とこのJCSが8月23日からまたやることが判明!
キャストは?!キャストは変わらないの?!
また観に行っちゃうよ?!